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2008年10月18日

サンドウィッチマン『敗者復活』幻冬舎 2008年

「1ヶ月早く読みたかった!」と猛烈に悔しくなった1冊。
読んでいたらもっといい授業ができたはず。


今月初旬、私は某大学経営学部の授業にゲスト講師として呼ばれた。
今年で話すのが3回目となるその授業は
かつて私が生徒として聞いていた授業だ。

立命館大学に社会人として通っていた頃、単位互換制度なる
「指定授業ならどこの大学の授業に通っても単位をあげる」システムがあった。
そのときに受講したのが、この授業だ。

かつて自分が生徒だった授業で、1年に1回とはいえ
教える立場になるというのは、なんとも不思議な気分である。

私を毎回呼んでくださる教授は、非常に器が大きく内容も進行も
ほとんど任せて下さる。自由かつプレッシャーの大きい授業。

「ちゃんと死にたいからちゃんと生きたいその理由が起業だっただけのこと」
というオチはそのままで、中身は毎年チェンジしている。
で、今年はプレゼンテーションに絞って話をした。

その話の中で「私はM-1グランプリでプレゼンテーションの勉強をした。」
という話をした。

私が起業するきっかけとなった2004年の12月のプレゼンテーション、
その1ヶ月前から私はあるコンビのネタを毎晩見続けた。
それが、2003年M-1グランプリの敗者復活コンビ
アンタッチャブルのネタだった。

その年彼らは最終決戦まで行くも残念ながら敗退するが、翌年見事優勝する。

彼らのネタは今となってはうろ覚えだが、当時私は1ヶ月間、必ず寝る前に
彼らのネタを見ていた。
私は彼らから「プレゼンテーションの間のとり方」を学んだ。


そして、昨年の優勝者であるサンドウィッチマンも
すばらしいプレゼンテーションだった、という話からオチに繋げて授業を終えた。

授業後のアンケートには
「お笑いをそんなふうに見ているのか!?」
という驚きの声が多かった。

私だけなのか、そんな見方をするのは?
いや、どう考えても4分間のプレゼンテーションだろうよ、と
思っていた時に、この本が書店で平積みされていたのを発見する。

私が本を買うとき『自分が本を呼ぶとき』と『本に呼ばれるとき』の2つがある。
この本は後者だった。

ふらふら本屋に入ってこの本が見えたとたん、本の表紙から目が離せなかった。
ものすごい吸引力だった。

「読め。」

そう言われた気すらした。
で、購入した。
一気に読んだ。

読み終わって、ああやっぱりM-1はプレゼンテーションの教材だった、と
確信したのと同時に、もっと早く読んでいたらもっといい授業できたなあ、と
冒頭のセリフを叫んだあとに、独り言では飽き足らず
友人に電話までして「悔しい!!」と言ってしまった。

最近見かけにくくなった気がする「大人の本気」も見える本。
ご興味があれば、ぜひ


投稿者 Taniguchi : 2008年10月18日 17:45

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